体型にコンプレックスがあるデブこそファッションを学んだほうがいい

こんにちは、デブです。
どのぐらいサカゼンとかイトーヨーカドーのビッグサイズとか、ZARAの欧米サイズの洋服とかにお世話になるぐらいのデブです。

あんまりデブだからこそ、自分に合ったサイズの洋服がないお店について話す時には
「俺には日本は小さすぎた」
とかネタにしてるぐらいデブです。

最近、筋トレして、痩せつつあるけど…まだまだデブだから、久々にサカゼンに行ってきた。
今日はその時に気づいたデブとファッションのお話をします。

 

デブはデブサイズの服を買うことを恥ずかしがってはいけない!!

私の母は
「あなた(父)が100キロ超えたら離婚する」
と公言して暴れてたほど、デブを罵る人で、ぼくが受験や転校をきっかけに運動部をやめた反動で激太りした時にも、小さめな服を買いに行っては
「痩せるでしょ!痩せて似合うようにするでしょ」
とかなんとかいうタイプの母親だった。

うちの男性陣は食べるの大好きで、運動(自体は好きだが)適正も低い太りやすい人間が多いのが、どうにも我慢ならなかったようで、事ある度にギャーギャー言ってた。

当然ながら、檄を飛ばして提案は全部精神論で痩せるわけもなく…躁うつ病で動けなくなったのをきっかけに体重はぼくが大台突破のおデブさんに。

ところが、なぜかこのブログは魅力的な女性読者が多くて、
「デブなりにキレイにしなきゃ」
という意識が高がったこともあって、好かれる明るいデブ、デブだけど体を鍛えてるデブになってるし、プレゼントもEMS機器なんてもらえたりしてそれがきっかけでどんどんスリムなり、姿勢もよくなって笑顔も増えてるが…未だにサカゼンの民だ。

そういう事情から
「細マッチョになるのは無理だが、女性読者とお会いするときには好感を持たれるようになりたい」
と思って洋服のマンガや、ファッションや節約料理の話をしているマンガを読んで、「オタク的な方法で」ファッションの知識をつけた。

その結果、むしろデブこそファッションを学んだほうがいいことに気づかされた

結果、学べば学ぶほどうちの母は服屋で働いてたのに、ファッションの「F」の字も知らないバカで、バブル期にはそんな人でもアパレル系の業界で働ける人生イージーモード(もしくは今は潰れた某大企業の採用担当者は節穴)だったんだなぁ…ということに気づかされた。

そもそもだよ!?
人間なんて楽しくないことはやりたくないし、発達障害持ってるぼくみたいな人間ともなればなおさらなんだよ。
ブログではこんな長文を年に100記事以上ぐらいは書いてるけど、やりたくないビジネスメールとなると脳みそが動かなくて思考停止。
未だにさじ加減がわからず、企業の方とのお付き合いが億劫で申し訳なく感じるぐらいだ。

そもそもだよ!?
ストレスが体型に出たり、好きなものを食べるだけ食べたいデブが、楽しくないことを熱心に取り組めるわけ無いじゃん!!
開き直りと言われようとなんだろうと、そういうもんなんだから、本当に痩せてほしいか、その人に良くなってほしいなら「痩せろ」ってことよりも「デブでもキレイになる楽しさを教える」方が100倍効果があるんだよ…。

ファッションとか化粧って行動力だけじゃなくて、緻密な計算や情報収集の上に成り立ってるんだから、キレイな女性なら誰にだってわかる話よ?
わからんかったとしても説明すれば理解ぐらいは示しそうな話なのだが…うちの母は父にもぼくにもそういう理解は示せないバカだってことが…突き詰めていく過程でわかってきた。

「お前の恨みつらみが長い」
とお思いかもしれないけど…違う違う、そうじゃない。

デブにありがちな悩みだから「デブあるある」「デブを直してほしいけど逆効果になりがちな人あるある」を先に説明しただけ。

 

その上で言いたいわけ。
「デブこそファッションの知識つけたほうがええよ」
「日本ではファッションは星野源とか米津玄師みたいな爽やか雰囲気イケメンロキノン細マッチョたちのものになりがちだけど、そうじゃないんやで」
って!!

そもそも、ファッションはコンプレックス隠すもんやし

ぼくはファッションについてのマンガを2つ読んでる。
メンズカジュアルについて扱ったものとしては「服を着るならこんなふうに」というマンガ。

ファッションバイヤーのMBさんが原作をつとめるファッション指南マンガなんだけど…1巻で基本を抑えつつ、回を重ねるごとに小物やトップブランドの話、体格に合わせたファッションの話が載ってる使えるハウツーマンガ。

もう1つはスーツの着こなしについてのマンガで「王様の仕立て屋」だ。

すご腕の仕立て屋がスーツの着こなし1つで、相手の印象を変えて願いを叶えたり、叶えなかったりする大人向けなオムニバス形式の作品。

「スーツの仕立て屋をきわめると、頭蓋骨を見ただけで生前の骨格さえもわかる」という導入からスタートして、スーツがあわせにくい格好の人をおしゃれにしたり、その場に合わせたスーツを作ることで成功させたり…そういう話。

日本では、スーツって「なんとなくみんなが着てるから」ぐらいのものか、「社会的ステータスを示すブランド品」といった位置づけで…大名の刀や兜、馬みたいなものの現代版みたいになってるけど、ファッションやTPOにフォーカスを当てて服を紹介し、スーツの奥深さについて紹介してる。

この2つに加えて、洋服系のマンガではないのだが、「ヒマチの嬢王」というキャバクラ経営にスポットを当てたマンガでも服の話が出てくる。
地方のキャバクラを再生し、日本一を目指す物語なんだけど、地方の場末のキャバクラだから当然ながら女の子は美人ばっかりでもないわけ。(渋谷のキャバクラに一度入ったことあるけど、あそこは本当に足がポッキーみたいに細い子ばっかりなんだけど…田舎のキャバクラは当然ながらそんなことないわけ

だから、似合う服を見立てるところから始めるんだけど…これがコンプレックスが隠れるようなファッションなわけ。足りない胸を補うとか、太ったお腹を目立たなくあうるとかね。

 

詳しい理論は丸投げするが、洋服を選ぶ上で大事なことは

1、サイズやボディーラインにあってるかどうか→痩せてる服を強引に着せるとかえって似合わなくなる。筋肉質で一部の筋肉が異常に発達している場合でも、コンセプトが合ってるブランドを選ばないと服が似合わないことに…
2、コンプレックスが隠れたり、逆に全面に活かす形にできるかどうかデブに細身の服を着せるのはかえってムッチリ感を強調してしまうため最悪。ラッパーみたいな大きな服を着ると服がダボ着いている分痩せて見え、それを応用して、体のラインをぼやかすような服を着る女性もいる。逆に痩せてる人が大きめの服を着ると筋肉のなさや弱っちそうな印象が強調されるため、タイトな服を着た方がいいことも…。
3、TPOやキャラクターに合った服を着る→汎用性が高い洋服ももちろん存在するけど、ベストを追求するなら、服の値段や質よりもむしろ見せたい印象やその人の体格に見合った作品を選ぶのがいい。カネかけりゃいいってもんでもない

…と、この辺かな。

ちなみに、これは女性向けの中でもレディース系の作品を読み解く上では、すごくポイントになってくる要素で、凪のお暇 や、カワイイ私の作り方と言った作品では主人公の変化が髪型だけではなく、服装やスーツなんかにも反映されてる。

ぼくの場合デブでかつオタクだから、服について学んだときにファッションはそういう人はデブのためにもあるし、作品を読み解く技術にもなることを知ってすごく面白くなってる。
「そもそも、デブ以外にもいろんなコンプレックスがあるし、ファッションはむしろそういう人のためにあるからデブもオシャレ楽しんでええんやなぁ〜」
とか、
「あーファッションって女性からすると文字やトークみたいな言語だから、言語が正確に読み解けると強いなぁ〜」
とか、考えるわけ。

その方が絶対面白いんだよ。
趣味の観点から言っても、モテの観点から言っても。

だから言いたいのよね。
デブこそファッション学べ
と。

それは星野源とか米津玄師とかになれって話じゃなくて、似合う服を着て小奇麗にして、お金と労力に余裕があるなら「自分というコスプレ」を作り込めって意味で!!

そういう意味では太ってる男がサカゼンに堂々と行くやつがいてもいいし、ぽっちゃりさんな女性がスマイルランドで服買うはなんも恥ずかしいことじゃないどころか「似合う服を探しに行く」という意味では、むしろ優秀と言える。

デブにはデブの生き方とルールとファッションがある。
痩せてほしい人はそこを一度飲み干しつつも「筋肉質やと似合う服増えるで」「痩せると着れる服増えるで」とかやっていく方がお互いのために良いんじゃないかな?

「今の自分がテレビに出てる誰かに比べて劣るから、鍛えろ!これは義務だ!!」
よりかは
「自分がもっと自分らしくなるために色んなことに興味を持ったり勉強して自分をもっと表現できる選択肢と、アイデアを増やしていった方がいいのでは?」
というわけですよ…。

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女性のファッションや化粧の位置づけを知るにはこの作品がいいかなぁ…と思う。元ビューティーアドバイザーの人が描いたこじらせ女が変革していくまでのマンガで、こじらせてる人が苦手に感じてることを色々美人の目線で解消してくれてるからおもろいです。

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