セクシーだと女性から言われたから意味をずっと考えてた

スポンサーリンク

いつだったかな?
ぼくはある女性から「青二才さんはセクシーだから会ってて楽しい」と言われたことがある。

当然ビジュアルの話ではない。
鬱になってからぼくの体重は100キロを超えていて、普通に売っている服のサイズでは入らないほどのおデブだ。
そんな人をセクシーだなんてデブ専か、内面的なことを褒めた言葉でしか言い表せないだろう。

 

セクシーに当てはまるかどうかはわからないが、確かにぼくはデブで貧乏という女の人が近寄りがたい二重苦を抱えている割にはモテる。
それでも、「セクシー」なんて言われたことないから、どうなんだろう?って考えてた。
そして、アクタージュというマンガに出会ったことで答えを見つけることができた。

 

セクシーとは共感と高揚なのかもしれない…

衝撃を受けたのは、アクタージュの3巻に掲載されているこのシーン。

ぼくのブログでも、リアルのトークでも「境目がなくなる感じ」を目指している!!
ちゃんと感情移入して読める・聞ける人に、ぼくの伝えたいこと・思ってることを一緒に共感してもらえるだけの「境目がなくなる感じ」を味わってもらえるだけの技術があり、常にそれを目指してきた。

普段は計算して会話して、ブログを書いて感情をどう乗せていくかを考えていく。
ただ、女性といいムードになるとどんどん無意識に「境目がなくなる感じ」になっていく
楽しませたいという気持ちを素直に表現できたり、何をしたら喜ぶとか考える前にわかってしまうほど頭が回っているから、計算しなくても勝手に頭と体が動いていく。

一番究極的なのは、ホテルに行く1時間前ぐらいのトーク。
文字通りの意味で「自分と相手の境目がなくなる感じ」になろうとしているだけあって、会話の流れや、立ちふるまいにも相手と1つになったような一体感を形にできる。
本能的なアイデアがぼくの理性よりも早く回って、手を握って見つめ合ったり、肌に触れていたり、うれしはずかしな相手の表情をいつもならできないような顔で表情筋動かして、見つめていたり…普段なら恥ずかしいことやためらいがちなことが自然にできるようになる。

 

ホテルにまで行かなくても、相手との盛り上がり具合や、相手への愛おしさが上がって来るといつも使わない言葉や、いつもできない表情がサラッとできてしまう。
そのぐらい手応えのあるやりとりができるときってある。
感情が乗っている時のぼくの表現力や立ちふるまいを、その女性はきっと「セクシー」と言い表したんだと思う。

 

同時に、「内面的なセクシーさ」という概念を考えたこともない人にわかるように表現するのが難しい
ぼくは普通の男よりも多分そのスイッチに対して自覚的であり、爆発力が高い(爆発力に依存してる)から「その力をちゃんと言葉にして説明できる人・作品はすごい」と思っている。
しかしながら、目に見えない瞬間的なできごとだから…言葉にできている作品・人間は少ない。

共感する力を限界まで上がる・上げる瞬間を描いた2つのマンガ

少ないなかでぼくが見つけたマンガが2つある。
1つはノッツさんが書いた「初情事まであと1時間」というマンガ。

恋愛中にゾーンに入っていく瞬間だけをマンガにした作品で、この作品を見て「あーやっぱりあの感覚ってあるんだ!!!」とすごく感動したのを覚えてる。

ぼくはこの作品については「思い出をノウハウに落とし込んでくれるマンガ」って呼んでるんだけど、本当に自分が一番「相手との境目がなくなるほど相手と会話に没頭できた瞬間」をいくつも見せてくれるから、自分の理性よりも早く頭が回らないとできないことを、気配を察知したり、部分的にできるようになったりした。

 

で、もう1つがアクタージュだ。

このマンガは感情表現が突出してうまい(うますぎるあまり演技が演技以上になって制御が効かず、自分や共演者を巻き沿いにしてしまう)女性のお話。

逆に、商業的な意味で優秀な人や、もっと踏み込んだ演技ができる人も含めて色んな人が出てくるんだけど…演技の説明を聞くほど自分が話術やブログの表現で悩んでいることにつっこんだ意見を読めるから、たった1時間でがっつりお金を使って 、最新刊まで読破してしまった。

最新刊まで読んだ甲斐あって3巻のあのシーンを読むことができた。
そうか、自分がやってることや、目指してることって、文章やトークの世界にないだけで、役者の世界にはあったんだ!!
と思えて、思わず記事にしてしまった。

ブログと演技の似ているところ

恋の話と逸れてるようでちゃんとあとから繋がるから少しだけブログの話に付き合ってほしい。

 

ブログを書く上で、どうやらぼくは他の人と、ブログを書く時に参考にしているルーツが違うみたいだ。

ぼくのルーツは「面白いと思ったもの」であり、他の人のルーツは「表現の仕方が分かってるツール」であり、「儲かる仕組みが理解できるツール」。

もうちょっと具体的に言うと、ぼくは文章を書くことで人を引き込むものを作りたいと思い、自分が引き込まれた面白いアニメやゲーム、あるいはお笑い芸人やドラマまで色んなモノを吸収してブログの中に面白さを落とし込んでいる。
一方で、他の多くの人はアフィリエイトの儲かる仕組みや、アクセス分析、あるいはもっと学術的な本や評論文の作法でブログを書いている。

 

だから、究極的な目的がぼくはブログを書く時に、恋人に流し込むぐらいの深い感情を読み手に流し込めるだけの濃厚な文章が書けること
一方で、アフィリエイターは楽して儲けるビジネスモデルの形成だし、書籍に影響を受けた人は作家になるだけの重厚な作品が描けること。

 

だから、一般的にはブログと恋愛や対面上のコミュニケーションは交わらない。
でも、ぼくの中は女性を口説く時の「境目がなくなる感じ」を、読者の人と分かち合いたいから「境目がなくなる感じ」を文章に出せた時が理想形で、恋の話とブログの話は目指しているところは実は同じ。

その観点からいうと…セクシーという彼女の言葉は「境目がなくなる感じ」を作り出すうまさに対する褒め言葉であると同時に、このマンガの続きで言ってることにもつながる。

 

ブログの世界での「観客への意識」には二種類ある。
1つは検索エンジン経由で読む人に向けた書き方であり、
もう1つがいつも読んでくれる読者への感情表現だ。

前者は何も知らない人にも分かるコンテンツ、またはわざわざ検索してでも読みたいであろうマニアックなコンテンツを意識して書くという商業的マーケティング的な視点。
後者は、ブログを読むことに自分が書くことに込めているライブ感・グルーヴ感を感じ取ってもらえるような演出であり、「境目がなくなる感じ」だ。人気の熱狂度とでも言うべきかな?

両方ないと人気ブログになれない。
商業的な部分も抑えないと儲けにつながらないし、逆に熱狂的なファンがいないと活動を見てもらうことはできない。

熱狂的なファンを作るだけの技術…これをもっともっと突き詰めていくと、恋愛の中で女性と1対1で食事している時の「境目がなくなる感じ」に近づいていく。
会ってみたいとか、一緒にいたいとかそう思わせる魅力を出せるかどうか、共感できるかどうかに近づいていく。

流石に、ブログの中で「女性に愛おしさや安心感の証として見せている表情」をどう表現したらそうなるのかは、ぼくには技術不足だからわかんない。
キレイな女性を前にしている時の、素直に喜ばせたいと思った時の気持ちと行動を脊髄レベルで出てくるものをまだ文章にできてないからかも知れない。

でも、そこを文章に落とし込めたら、すごいよね!
自分が一番評価されてる・一番他人のことも分かるし、自分も表現できてる瞬間を画面の向こうにいる人にも感じ取ってもらえるとしたら、そんなすごいことはないよね??

 

ぼくね…女性から「かわいい」って言われたこともあるんだよ。
100キロ超えのムスッとしたオタクがカワイイわけなんてないんだけど…もし、自分で自分がかわいく見える瞬間があるとしたら、自分が女性の前で、パソコンの前で自分の感情をしっかりと表情や表現に落とし込んで屈託のない笑みを浮かべている瞬間なのかな…って思うんだよ。

ただ、セクシーだと言われた意味、かわいいと言われた意味を本気で考えていくとそれって素直さと屈託のなさを…自分のためだけじゃなくて相手のために出せた時だと思うんだわ。
「境目がなくなる感じ」の中で出せる表情で人を愛せた時、自分で自分のしていることを好きだと思えたときに、ふと普段できないような表情ができた時だと

内面的なセクシーさをつかみたい人はアクタージュ読もうぜ!!

アクタージュの中で表現されてるものを見てて
「そういう事かもしれない」
って手応えがあったんだ。

自分を重ねすぎてアクタージュの読み方としては間違ってるかも知れない。
だけど、ぼくにはそう見えてしまった。
自分のしてきたこととか、好きなキャラクターとか、悩んでることとか全部が一気にぶつかってきたから、ものすごく主観的に読みすぎちゃって、気づいたし、同時にアクタージュを正しく読めてる自信もないんだよ。自分のことが入りすぎて。

…でも、そのぐらいグサッと刺さるマンガだから読んで!!
自分の心の奥の中で眠ってる好奇心とか衝動とか叫びたい気持ちとかそういうの全部芋づる式に引っこ抜いて、なにか言いたい気持ちにさせてくるからすげー作品だから読んで!!

ぼく自身、女性にセクシーだとかカワイイとか言われた話、恥ずかしくてブログにする気なかったし、意味を真面目に考えてるのは相手にもなにより俺自身笑っちゃいそうだから言えなかったことだけど…このマンガ読んだら無性にその事考えて記事にしちゃったから!!

そういう深いところ…人に言いたくない・恥ずかしくて言えないクラスのところまで心をえぐってくるすげー作品だから、まじで読んで。もし読んだら読み始めて止まらなくなるから。
人間の内面的なセクシーな部分、かわいい部分と向き合おうとしている作品だけに、表現力とか一体になる面白さを知ってる人にはきっと刺さる作品だから!!

 

 

 

◆関連記事:ぼくが最高にエモくなってる時の記事とか

ルークスカイラウンジに式場見学に行ってきた(完全レポート編)
あまりに感情が昂ぶりすぎて、「ぼくが死んだらこの記事をプリントアウトして亡骸と一緒に焼いてください」というほど。ヒットしてないけど、代表作はこれだからね。

なぜモテ続ける男は、女に優しくなくなるのか?
これは逆の記事です。逆にモテすぎてる人ってここまで感情込めなくてもモテるから…逆に女の子の扱いがどんどんぞんざいになっていく的な話です

 

タイトルとURLをコピーしました