断食をやるにあたって、「できる限りは15日の断食を」と思っていたけど…いろいろ調べた限り15日やっても意味がないということに気づいて、9日目でやめることにした。
断食1〜3日目については「断食をやってみて気づいたこと」を、
断食4〜5日目については「断食中にサウナに入ったら死にそうになりました」をご覧ください。
断食7日目にして、やっといい断食方法にたどりつく。
今回は断食初心者ということもあり、断食中の縛りをゆるめにして、良さそうだと思ったものは色々試した。
断食と言っても、水と塩のみの断食をする人もいるが…そうじゃない人も多い。ストレートのジュースはOKとか、豆乳とプロテインとか、フルーツしか食べないなど色々な断食がある。
そんな中で…自分がやった限り最も向いているのは「味噌汁断食」であることを突き止めた。
味噌汁断食…と言っても、
「具の入ってない(かつおだしなどの動物性のダシも禁止。よって無添加の味噌を使って行う)の味噌汁を飲んで断食をする」
というスタイルの断食なのだが…これが、ハマった。
味噌汁断食の何がいいかと言うと…
・塩分不足になりにくいため、断食中の運動やウォーキングの負担を減らしてくれる。
・アミノ酸が取れるため、断食中の不眠を改善してくれる。
・お湯を沸かして味噌を溶かさないといけないから、弱った胃にしみわたりやすい。
の3点が挙げられる。
断食中の大きな問題点として、
1、栄養不足なので、運動をするとめまいがする。(特に長距離のウォーキングではひどくフラフラする)
2、体内でセロトニンを生成するのに必要なアミノ酸が枯渇するため、ひどい抑うつ、不眠状態に陥る。
3、体温をキープする栄養がないから寒い。
という3つの問題点があるのだが…これらを全て改善してくれる。
敢えて飢餓状態に追い込むのが断食なので、
「できる限り余計なものを入れないで体の脂肪を燃やした方がいい」
という意見の人もいるので、それでできる人はそれでもいいと思う。
ただ、断食中に動けなくて、他のことが手がつかなくて困っている人、厳しい条件での続けにくい人は味噌汁で試してみてほしい。
断食をやめた理由はホメオスタシス問題。
断食5日目ぐらいまでは痩せていたが…断食6日目以降は体重が減らなくなった。
ダイエットで限界までやったことある人ならわかると思うんだけど…1ヶ月以内に5〜10キロぐらいごっそり痩せることができると、体が危険を感じて体重や筋肉量をキープする生理現象が起きる。
どんな方法でも、たいていのダイエットでは起きるそうな。
断食の場合も例外ではなく、断食5日目ぐらいで、人間が一度で痩せられる体重を痩せきってしまっているので、そこからはむりやり体重をキープする方向に行く。この生理現象をホメオスタシス(恒常性)と言う。
例えば、通常ならば味噌汁だけで太ったりしないんだけど…ホメオスタシスが働いている時は、味噌汁に限らず、どんな水分を飲んでも水がそのまんま体重に乗っかる。
おまけに、体の機能が色々と止まっているため、それまでは肉や油ものを食べずに抑えられていた体臭や排泄物の臭いが、普段以上の悪臭を放つようになる。
体臭の方でも悪臭を放つことはぼくはなかったのだが…ダイエットをすることで機能不全が起こって臭くなることを「ダイエット臭」と名付けて取り上げているWebメディアもある。
で、やれどもやれども成果が出ないので
「あれ?これは食べる食べない関係なくない?」
と判断して、断食を終わらせることに。
断食が終わったあとの回復食について
断食について調べると「まずは重湯を飲むべき」「3日間は魚介も含めた動物性の食事もNG」といった意見があるけど…その辺は…節度を守ればいい加減でいいかと思う。
実験した範囲で言えば、確かにお粥とかうどんとか、風邪なんかで体が弱ってる時に食べるようなものを食べるのがベター。
実際、断食の回復食を食べる期間にどうしても鮭おにぎりが食べたくなって試しに食べてみたけど…おにぎり1つが胃袋の中で石のように重たくのしかかり、なかなか消化してくれなかったので…3日間ぐらいは風邪でも引いたと思って、おかゆ・うどん・そば・お豆腐…ぐらいから食事を変えないほうがいい。
ただ、動物性のダシが絶対ダメとか、重湯や味噌汁だけでしのぎ切るべきかと言われると…そこまで極端にしなくてもいいかな…。
それと、断食中は
「今オレは飢えているから、終わったらラーメン二郎をマシマシで頼むぞ」
みたいなメンタリティだったけど…いざ終わってみると、痩せることの大変さと断食後の小さくなった胃袋に自分の食べる量を合わせるようになるから、明らかに食事量は減るし、食べたいものを食べる以外の計算ができるようになってくる。
胃下垂な人は断食をすべき?
断食後の回復食の時、鮭おにぎりで胃が圧迫された時に気がついたことがもう1つ。
体の胃袋の位置が変わってる!!
断食前のぼくは、胸骨よりもずっと下の方まで食べ物がいっぱい入らないとお腹いっぱいだと感じなかったが、胸骨のすぐ下のあたりに圧迫感を覚え
「あ、もうお腹いっぱいだからやめておこう」
と、普段の半分ぐらいの量でも満腹感を感じて、食事を止める事ができるようになった。
もともと、小さい時から腹筋をさほど鍛えてなく、家族環境からストレスが多く、胃下垂ぎみだった。
そのため、胃袋がでかいとか、胃袋が強いとか錯覚していたのだが…断食を機会に腸の調子が戻って胃袋の位置がもとに戻った。
そのため、お腹いっぱいに感じるのに必要な量が減った。
うどんなんて、その気になれば5玉だって食えたぼくが、1玉でそれなりに
「あーもういいかな」
ぐらいになった時には、衝撃的だった。
胃袋の位置が高くなったことで、お腹いっぱいだと感じてもぐったりするほど辛くなくて、お腹いっぱいでもある程度動けるようになった。(眠くなりづらくなった)
断食前は想定してなかった&どこにも書いてなかったけどぼくが断食をしたらそうなったため、もともとの体質次第では、大幅な胃袋の縮小・食事量の削減につながるから、断食はむしろ太っている人、大飯食らいな人こそやったほうがいいかもしれない。
だから、今となっては…
「ラーメン二郎の男盛りにチャレンジするぞ!!」
「せっかく痩せたんだから痩せた分で、色々食べるぞ」
とか言ってた時の飢餓状態のぼくはいなくて、
「二郎食べたいけど、まぁ…今は普通盛りでいいかな」
「色々食べに行きたいけど…減量できる量が限られていること、食べなくても意外と人間は生きていけることがわかってきたから、大食いするならその前に野菜と豆乳だけで調整する胃袋を休める期間を作ったほうがいいな」
ぐらいのトーンに下がってる。
断食すると、デブでも女性との話の種ができる
これは、
「断食中のリプライが女性からすごく多かった」
「断食後に、応援してくれた女性陣から【ちゃんとキープするんだぞ】という釘をいっぱい刺されて五寸釘だらけの藁人形みたいになった」
という経験談もあるけど…たまたま盛り上がった大家さんとの小話の経験が大きい。
断食準備・断食後まで含めて合計7、8キロは痩せてるから
「断食して痩せたんですよ」
なんて大家さんと顔を合わせた時に世間話をした。
すると…すれ違いざまの小話程度に言ったことに大家さんがダイエットトークにガッツリ食いついて、5分ぐらい色々言ってくれた。
大家さんは高齢な人だし、SNSで声をかけてくれた女性はもっと若い人ばっかりなんだけど…老いも若きも痩せようとしたり、痩せることについての話題が好きなのが女性という生き物なんだなぁ…としみじみ。
「彼氏にもダイエットしてほしい」
「断食を続けられないぽっちゃりな知り合いにアドバイスある?」
とかも言われた。
痩せたとはいえ、まだまだ100キロのデブだよ?
体重のグラフをネットに投稿すると「為替レートみたい」とか言われたこともあるよ?
それでも、断食でガッツリ痩せた経験を発信するとそれが100キロのデブでもみんなバカにしないで、仲間だと思ってアドバイスやエールを送ってくれたり、尊敬の念を込めて言葉を聞いてくれたりする。
だから、断食にチャレンジしたい人に言いたい
動機なんてなんでもいいんだよ。
ご飯に金かけたくない、美味しいものを食べたいから、ダイエット話に参加して女と接点がほしい…なんでもいい。
でも、成功していく過程で気づく。
応援されたり、女性と盛り上がったり、周りの見る目が変わったり、その後の食生活が変わるのは全部おまけに過ぎないと。
やり抜く過程で、色んなことを知ったり、やり遂げる楽しさを体感したり、きちっと勉強する。
それができないとどのみち成功しない。
そして、どんな不純な動機だろうが、成功してしまったときあとでそれをやりたいかどうかは、変わった後の自分が判断するから意味ない。
だから、まずやってみること。
成功させて変化を起こすこと。
そしたら…あとは勝手に色んないいことがついてくる。
だから、過去の失敗やデブは無視!他人への批判も無視。
未来に失敗やリバウンドするかもしれないとか、そういう恐怖も無視!
今、目の前のチャレンジにだけ集中すること!!!
それだけを考える。
失敗しようがやらないよりマシだし、がんばった人やちょっとでも結果を出した人を周りの人は笑わない。
だから、今自分がしていることを成功させることだけ考える。
成功させるために、周りにしてほしいこと、自分が見てほしいやっていることを配信する。
それを心がけてください。
ぼくも、諦めたい時、めんどくさい時あったけど、周りに断食してることを言いまくって逃げられない状況を自分と周りで作れたからどうにかやりきれた。
断食を含め、なにかしらのダイエットに挑む人はよかったら参考にしてみてください。
ぼくからは以上です。
断食中の応援コメント、断食中相談に乗ったり、体重が減るたびに一緒に喜んでくれた皆様、最後まで応援していただきありがとうございましたm(_ _)m

それ相応のお金がかかるからできる人は限られているけど、「リアルやSNSで励ましてくれる友達もいないし、一人だと続かない」と言う人は、いっそ専門家と二人三脚のジムに通う…というのも手かもしれない。(YouTubeでRIZAPのCM見る時の気分が、断食やってからすごく変わった)
まあ、そんなお金がない代わりにSNSで励ましてくれる人たちがいたから断食という一番金かかんない方法を採ったんだけどねぇ〜♪