シャドウバースの第12弾パック「鋼鉄の反逆者」が出ました。
今回のパックでは「機械タイプ」という新しい種類のカードが出てきたことで、今回は機械軸で素早い攻めを見せるデッキに多く遭遇した。
「これはビショップが弱い環境かもしれない。」
そういう深刻なエラーに遭遇した時、彼女が言った。
「私がいます」
世間的にはRAGEの実況をやってる人なんかが紹介している「チェキババデッキ」を紹介していたが…ぼくは敢えてラピスでデッキを組んだ。
主軸の紹介をしていくと…まずは「私がいます」とボイスでも言ってるリモニウムさん。
進化後に出せる「リモニウムの救済」を使って他のカードのコストを下げる効果をうまく使ってラピスのコストを7とか6に下げることもできる。
少し脱線するけど、今回のデッキはフレーバーテキストが好きなキャラが多いので、リモニウムのフレーバーテキストも紹介したい。(特に進化後のフレーバーテキストがくっそ好きなので、紹介させて)
<<救済機能に異常を検知。続行しますか?続行しますか?>><<Y/N>>
機械にも神は居るのです。人にも神は居るのでしょう。
けれど、神の多くはただ居るだけ。
故に私が神に代わって、正しく皆を救いましょう。
宗教チックなテキストなのに、どこか宗教を皮肉りつつさらにSFのテイストも混じってる。ボイスと相まってかなり好きなキャラ。
さらに、ぼくが最もフレーバーテキストが大好きな「輝く熾天使・ラピス」
ラピスも強いんだけど、ラピスが場を去った時に出てくる「封じられし熾天使」はすべてのカウントダウンをこなすと特殊勝利できる。
進化後スタッツ9/8が7ターン目に出せるだけでもすごいが、封じられし熾天使で攻めることもできるからすごい。
見落とされがちだけど、実はフレーバーテキストがすごくいい。
何度でも救いましょう。
あらゆる闇から、あらゆる悪から。
あらゆる絶傑から、混沌から。
―私は貴方の勝利、私は貴方の救済!
いいでしょ!?
まず、「何度でも救いましょう」という言葉が好き。
次に、「十禍絶傑」というパックで出てきたカードなのに「あらゆる絶傑から」という一文が入る。
ラピス自体は初期からいる人気カードなのにリメイクカードでありながら新参のカード達に「あらゆる絶傑から救ってみせる」と啖呵を切る強い態度。
そして、このカード進化後のフレーバーテキストも最高にいい。
終わること無き闇ならば、尽きることなき光で祓う。
案ずることは何もありません。
世界に滅びなど訪れない―
―この私の翼が輝く限り!
なんかすごく勇気づけられるフレーバーテキスト。
と、同時に「封じられし熾天使」のテキストとも繋がっているから、そのかっこよさとセットで楽しんで欲しい。
「封じられし熾天使」は4枚のアミュレットに変化するので画像をいちいち貼り付けてるとかさばるからテキストだけ。
失われた荘厳なる都に崩れ落ちた石像があった。だが禁断の地に立ち入る者はなく、姿を知るのは小鳥だけだった。
封じられし熾天使
フレーバーテキストを読まない人は知らないかもしれないけど…封じられし熾天使からはじまる4枚はストーリー仕立てになっている。
その石像は、人々を護る為に戦った、伝説の天使の姿をしていた。その伝説に人々は祈りを捧げ、忘れずにいた。
目覚めし熾天使
フォロワー版のラピスが封印された姿が「封じられし熾天使」なんだけど…封じられてもなお、人々は伝説に祈り続けてると言うのがすごくいい。
積年の、無垢なる人々の想いによって、邪眼の拘束は消えつつあった。もはや天使は栄光の姿を取り戻した。
蘇りし熾天使
人々を救う天使が祈りで力を取り戻していく。
それに伴ってイラストでは、どんどん石化していた肌・羽・髪などが本来の色を取り戻していく感じになっていく。
人々の純粋なる善き心と無垢なる願いに呼応して、無名の熾天使が新たに甦る。それは世界を導く祝福の光となる。
栄光のセラフ・ラピス
ビショップ最強のカードというスタンスで考えても、フレーバーテキストのクオリティで考えてもぼくはすごく好き。
これが、ボイスの「そして、祈りは栄光ある勝利となる」に繋がってたり、フォロワーとしてリメイクされた際には何かと毒々しいカードが多い「絶傑」の皆さんとはまた違うかっこよさがあって好き。
まあ、このデッキでは「絶傑」もキーカードだけどね。
このカードがあることで、ターン数ではラピスを早く出すことができる。
マーウィン、マーロンなどビショップのカードの中でも「相手にも同じ効果が働くカード」は使い勝手が疑問視されがちだけども…実はマーウィンがいることでゲームのスピードをコントロールすることができる。
短期決戦に強いデッキはパワーカードで戦うのが苦手だし、長期戦が得意なデッキは下準備が必要なデッキも多い。
それをマーウィンが試合そのものを加速させることで、相手が苦手な状況を作ってこっちが勝つこともできる。
簡単ではございますが、図にしてみました。
「キーカードの3枚が引けるかどうか」というデッキだからちょっとやりすぎなぐらいドローソースを積んで、なおかつ試合が終わらないように回復も多め。
人によってリモニウムルートを強化するデッキ編成にする人もいるだろうし、ぼくみたいにラピスで試合を終わらせないために、ドローソースも回復も多くして1つの勝ち筋へ向かっていく形にする人もいるだろうから…そこはお好みで。
長くなったけど、試合見てみましょう。
終わることのない猛攻には尽きることのない手札で対抗します!
1戦目のお相手はネメシス。
初手にリモニウム、ラピス、マーウィンが来たらキープ。
「リモニウムorマーウィン、宝石の巫女、セラフラピス」
が理想の手札。
3ターン目まで出遅れた手札だったが、守護とマーウィンが引けたことで「もう勝った」と言わんばかりの手札に。
マーウィンの効果で5ターン目にして6コストが出せる状態。EPを消費せずにリモニウムが出せる最高の手札に。
さらにラピスを引いたことで、勝利を確信。
リモニウムにはリーシェナにあたってもらって、リモニウムの救済を手札に呼び込む。
この「リモニウムの救済」でラピスのコストを-1して、7ターン目でラピスを出す。
一見「倒さなければ特殊勝利はされない」とでも言わんばかりの盤面ですが、テミスの粛清で強制的に消すルートも、セラフラピスで殴りに行くルートもある状態で次へつなぐ。
相手はラピスを倒してくれないので、敢えて「殴りに行く」ルートを選択しつつ、リテュエルで回復しつつドローして特殊勝利ルートも準備していく。
ギリギリまで追い詰めたものの、倒されてしまったため「特殊勝利ルート」で勝ちに行く。
殴り勝つことはできなかったが、特殊勝利で無事勝利。
ラピス採用デッキは相手が諦めるケースも多いから、勝率高いぞ
お次のお相手さんはロイヤル。
まず優先して出したい2コストは「宝石の巫女」その次が「ユニコーンスピア」。両方あるから順番に出した。
このデッキで最も確実なドローソースは「ホワイトダイヤモンド」なので、タイミングを見てどんどん差し込んでいきたい。ラピスデッキは必要なパーツが多いから、ドローしてなるべく手札にパーツを集めておきたい。
一方で、リモニウムにも進化を切って、リモニウムの救済も集めていく。
リモニウムの救済があるかないかでこのデッキは大きく変わるから、手札があふれることも覚悟して揃えに行く。
ラピスを引いて、リモニウムの救済でコストを圧縮。
メカゴーレムでは手札が溢れてしまう状況だから、ここが非常に難しい。
メカゴーレムとリテュエルのセットを優先することでラピスを安定して出せるデッキを目指したことで、こういう「惜しい状況」も生んでしまうから、最速にこだわる人はメカゴーレムの採用は慎重に。
それでも7ターン目には安定のラピス。ラピスを着地させたものの「1ターンで特殊勝利」の条件を満たせたないギリギリの手札。
最悪の事態に備えて殴り合いで勝つプラン、リモニウムの救済を4枚使ったあとに出てくるヘヴィリーイージスを出すプランも準備。
正直、サタンを前に決め手に欠ける手札だった。
しかし、ここで「殴り合い」を選んで相手を追い込んでいこうとしたところ、相手の方からギブアップ。
カードゲームは相手のカードがよくわかんない分、自分が追い込まれるとギブアップしてしまう人がいるけど…今回はこのパターン。
現実でもよくあることだけども…自分が追い込まれてたり、ダメだと思ってることでも案外なんとかなるケースはあるから本当に負けが確定するまでギブアップはしないほうがいい。
それがラピスデッキ使ってて気づいたこと。
しっかり回ったら強いからぜひ使ってみてください。