もうジャニーズタレントだけで報道番組やればよくね?

ネット上でTOKIOの城島リーダーのコメントが話題になっていた。
『倒木の伐採撤去作業が難航している理由』TOKIOの城島リーダーから免許に関する言及も「だてに長年、重機を扱ってないな…」
鉄腕ダッシュでの長年の経験から、ネットではなにかある度にTOKIOが何かを作る大喜利をやる流れが起こっている。

TOKIOはあんまり報道番組に出てこないけど…下手なコメンテーターよりもずっと信用されていてもはや「TOKIOとかいう趣味でバンドやってる農家」なんて言われてる。
…農家どころか漁師もやるし、生き物の生態調査もやるし、工事(というよりほぼ開墾・開発)っぽいこともするからからもう農家なのかも疑わしいからTOKIOという職業のような気もするけど。

そもそも、ジャニーズにはガチな人が多すぎる

ただ…この流れってTOKIOだけじゃないんだよ。

まず、本当にニュースキャスターをやってる嵐の櫻井翔は嵐の活動をしながら慶應義塾に入学してしかも卒業もしっかりしてて下手なコメンテーターやキャスターの人より遥かに高学歴でかつ高感度も高い。

次に、これも実際の報道番組に出ているKAT-TUNの亀梨和也だが…芸能人としてとかそういうレベルではないぐらいに野球ができるから、本当にブルペン捕手としてプロの選手のボールを受けたこともある。(しかも成瀬善久とかいうかなりの投手)

最後はタッキーこと滝沢秀明だけども…なんとこの人はクレイジージャーニーに紹介されるような旅をやっている火山探検家だったりする。

ここまで多分野にすごい人が揃っていて、それでいて全員が好感度がすごく高いなら
「もう、ジャニーズのタレントを中心に(変なコメンテーターとか呼ばないで)まともな報道番組やった方がいいのでは?」
とか正直思ってしまう。

ニュース番組の性質上、俗なこともを扱わないといけないなら、そういうことはそもそも好感度で推してないざっくばらんに物を言うような番組をやっている人にそういうコーナーをさせればいいのでは?と思ったりする。

個人的には「月曜から夜ふかし」での村上信五が喧嘩になりそうな話題をうまくいなしながらやりくりしているから…俗な話題にもうまく回避しているからすごく的確な気がしてしょうがない。
知らないことや興味ないことはスパッと言うし、自分の意見を言うときも押し付けがましくなく、そもそも自分も叩かれる側にいる弱者を装っているから、叩かれそうな話題に首を突っ込むことが多い番組なのに、彼自身はほぼ炎上したことがない。

報道番組にはみのもんた的な、あるいは宮根誠司的な説教臭い人がズバズバ言うことを前提としたコンテンツが多いけど…ああいう生贄が今の時代にも必要なのかな?とは思う。
ネットがない90年代までだったらみのもんた的な人が生き方のだらしない人に説教する番組はウケたかもしれないけど、少しでも「上から目線」なコメントをすると炎上する時代に合ってない気がしてしょうがない。

間違ったことを言って炎上することについては色んな情報を扱う報道系の番組の性質上しょうがない。
でも、間違ったことを言っている人がみんなから専門性を買われた詳しい人だったり、好感度が高く叩かれないことに特化した人であれば…炎上の仕方は「マスゴミ」とかそういう方向には行かないまた違った形になるだろう。

意図的に、テレビ局や新聞社が間違ったことを言わせるようなニュースが多いから炎上してる部分もあるけどね。

テレビは広告媒体なんだから、炎上で程度の低い客をつかんでも仕方ないのでは?

ここまではジャニーズタレントの中には専門性が高い人がたくさんいて、炎上しない言い回しが上手い人がたくさんいるという話をしてきた。

しかし、ここまで言うと
「テレビは視聴率や注目されてなんぼの世界だから炎上してなんぼなのでは?」
「むしろ、炎上を狙っているからガツンというコメンテーターが必要なのでは?」
という意見もあるだろうけど…これは間違ってる。

このブログだって、広告収入が発生することで運営に必要なサーバー代やぼくのやる気を賄っているから広告についてはある程度データを持っているからわかる。

まず、炎上は儲からない!!
コンテンツを見てくれる人の数は増えるが、物を買う人が訪れないから…炎上を煽るメディアは薄利多売にならざるを得ない。
炎上上等のスタイルでもいいのは、そもそもスポンサー自体が存在しないNHKだけ。

視聴率…つまり、「数」も大事だけど、そもそもテレビを見る人・テレビが家にある人が減ってる時代にはよりお金を持っている人や、お金を使う人がみる媒体にしていかないとテレビそのものが存続しない。
スポンサーにとっては「数」もさることながら、見る人の「質」を両立してくれないと結局CM流しても、PRしてもらっても広告効果が出ないから意味がない。

ネット広告が伸びているのは「質」を数値化できる上に、ネット上のコンテンツが細分化されているからより自分たちに合った広告を出せるからだ!!
テレビは多くの人が見るメディアだが、質も大事にしないと広告費について考えられない二流の企業と、税金対策程度に広告を出すような会社しか残らない。(20年ぐらい前からそうなってるんだけど)

ジャニーズタレントが強かったのは広告の量と質が両立できるから!
まず、「数」についてはブランド力も人気もあるから申し分ない。
次に、客層だが…これはジャニーズタレントが出ることでたくさんの若めの女性(45歳以下ぐらい)が見るからこれもかなりいい。

男性や年配者はライフスタイルが固定してるから本当に、自分に合ったものを的確に勧めてくれる相手にしかカネを使わない。
一方で、女性…特に若い女性は好奇心旺盛でハマった時にはガッツリつぎ込んでくれるから広告の効果を上げやすい。

「ジャニーズタレントメインで報道系の番組やったら最強では?」
の根拠はタレント自身の適性の高さもあるけど…昼間ならテレビ見てるぐらい余裕と暇がある女性とマッチしやすいから。
夜は夜とて、ジャニーズが今までレギュラー番組を抱えてきた時間帯と大きくずれないから…やっぱ強い。

 

そもそも、この位置づけを取ってきたジャニーズ側がうまいんだよなぁ…

今までジャニーズタレントを褒めまくってきたけど…色んな特技を持っている芸能人は多いし、ジャニーズよりもむしろお笑い芸人や女性アイドルの方が人数が多い分だけニッチなところを攻めようとする人の「数」は多い。

水曜日のダウンタウンなんか見ていると、芸人の世界には多種多様なよくわからない芸人がたくさんいることがよく分かる。でも、「水曜日のダウンタウン」に限ったことじゃないけど…芸人の世界はダウンタウンという元請けにたくさんの下請けがぶら下がっている構造から抜けられていない。

変わった特技を持っていても、本格的な人が出るような番組に一緒に出るようなことがジャニーズタレントのように起こらない。

色んな理由はあるだろうけど、その1つは「芸人の中で勝ちたい」という人が多すぎるからだと考えている。
これはYouTuberやオンラインサロンで成功している中田敦彦さんも言ってることだけども…芸人というプレイヤーであることにこだわる人が多い結果、自分で芸人の中でもサイドビジネスをしたり、今までと違う層に訴えかけていく人は少ないようだ。

お笑いの中での差別化には熱心だけど、そもそもニュース解説をメインのチャンネルをオープンする中田敦彦まで行く人は少ない。
オリエンタルラジオやラジオフィッシュの面々は出てくるけど、中田敦彦のチャンネルではコント・漫才・ネタの類はない。

その辺ジャニーズは進んでて、アイドルの中での位置づけってあんまり関係ない。
TOKIOみたいに「バンドが趣味の農家」と言われるような路線を早くから開拓していて、アイドルしても人気をキープしながらも、他の特技を積極的に売り出せた人が生き残っている。
バラエティや役者や司会みたいなテレビ産業の中のことから、野球や農業や探検みたいなテレビ産業にいなくてもできてしまうところまで色んな特技を仕事に変えてる。

今はネットの時代だとかYouTubeの時代だとか色々言われてるけど…ネットの時代になってもジャニーズのタレントさんは色んなことができる人が多いからテレビから解き放たれたらもっとヤバいだろうなぁ…。

実際問題、草なぎ剛がYouTubeでも強いのは色んなバラエティに出て「弱いネタでもうまく面白く見せる方法」「際どいネタを扱っても叩かれない方法」をしっかり抑えた上で、広告の効果が高い層からの人気がしっかりあるからだし…。

個人的には、コーラ一気飲み対決をHIKAKINとやった時の動画はすごく好き。
HIKAKINはヘロヘロにゲップとかも出してるのに、草なぎさんはゲップもしないし、平然とコーラを飲む…そこにプロ意識を感じて絶賛する人も多くて「ジャニーズってすげー」と別にファンでもなんでもないけど思った。

草なぎさんのYou Tubeチャンネル自体は手探り感がすごくて、知名度ほど再生数伸びてないんだけども…コツを掴んだらすごいんだろうなぁ…と思いつつ時々ウォッチしてる。

 

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