マンガ「姫様”拷問”の時間です」はとにかくくだらない!でも面白いんだよなぁ〜

マンガ「姫様”拷問”の時間です」はとにかくくだらない!でも面白いんだよなぁ〜

このマンガはね…本当にくだらない!!
くだらないだけじゃなくて、1話完結のオムニバスの話がほとんど全部同じ話。
話の流れがテンプレートのように同じ中で、細かい緩急をつけているだけ。

でも、めちゃくちゃ面白い!!
大筋は同じでも、緩急がしっかりっしていて、なおかつ読み終わるとほっこりする話ばかりだから安心して読める。
そこが素晴らしかった。

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あらすじ(基本的な流れ)

まず、この話は捕まった姫様が悪魔達から拷問を受ける話だということ。

それはそれは、世にも恐ろしい拷問で、ホッカホカのトーストを目の前で真っ二つにするという恐ろしい拷問が行われる。

姫様もよだれを垂らして我慢するほど辛いことを、平然とやってくる。
でも、それだけじゃない。

酷い話だ…おいしいものをまざまざと見せつけられたらいくら姫様とて…おかしくなってしまう…。

ほら、姫様が堕ちてしまわれたではないか…。

堕ちて秘密を話す事になってしまうのだが…秘密を話した姫は用済みなので、悪魔はトーストを食べさせることにしました。

こうして姫様は悪魔たちに飼いならされていくのでした。

 

…なんて、くだら…いや、恐ろしい話なんだぁ!!!

という話が毎回毎回続きます。

終わってみるとただのいい話…

秘密を話すと「用済み」として、拷問に使った食材やゲームをあげることになるから、結局は姫は「焦らされた挙げ句、おいしいものやゲームを与えられる」というだけ。

だから、タイトルややり取りからは想像がつかないほど実態がゆるい。

びっくりするほどしょーもない駆け引きをお互いが大真面目にやってる。

「いや、わかるけどさぁ」
ぐらいのしょーもない拷問なんだが、姫にはものすごく効くらしい。
だから、しょーもないことなのに、お互いすごい必死のやり取りをしてる。

 

しかもこの姫様、尋常じゃないほどちょろい。
時として拷問が全然効かない時でも、自分から秘密を話そうとしてくる。

騎士道なんでしょうね…。ファンタジーの世界ではよくあることなのかも。

しかも、回を重ねることにノリがユルユルになって、姫が苦痛を受けるポイントがちょろいを通り越して、だんだん「え!?」というレベルになっていく。

「こんなやついねーよ!」
っていうやり取りが、不思議なことにこの漫画では成り立つ。

すごくくだらないんだよ?
でも、くだらないことにみんなの基準が統一されてるせいで、一周回ってくだらないことに必死になってる姫が他のマンガでは見られない新鮮で、ツッコミどころよりもマンガの中の優しい空気感にホッコリすることを楽しむように読者の方が慣らされていく…。

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登場人物全員バカ!でも、嫌いになれないバカ!!

そもそも、拷問してるやつがけっこうバカ。

拷問自体は本当にやられるとちょっと心が動くことばかりだが…姫様から聞き出す内容がひどい。

有益な情報とは何だったのか…という状態。

いや、必要な情報を聞き出す時もあるんだけど…情報を聞き出しても、くっだらない理由で活用されない。

 

どーでもええわ!!

マンガの世界には「駄サイクル」という「ダメな人同士で褒めあっていても成長がない」という教訓を描いたマンガも存在するけど、このマンガはそれを面白くなるように活用して優しい世界を描いた作品。

全員がバカな方向に釣り合っているけど、釣り合っていることで幸せな空間が維持されていく…というギャグマンガとして正しい事になっている。

ひたすら優しい世界で、しかも、バカなんだけどみんな一生懸命仕事してるから、ものすごくバカなこと言ってても嫌いになれない。

憎めれないバカがちゃんと生きていける優しい世界をひたすら描いていくという話だから…癒やされる。

よくオタクの世界では
「作者より賢い登場人物は描けないから、バカな作者が天才を描くとお寒い感じになる」
と言われる。

でも、このマンガって逆に「バカ」でみんなの基準を揃えたから、登場人物に不快感がなく、ダメなマンガが失敗しがちなことをしっかりケアされている。
バカであることをツッコミ役がキレたりせず、やんわり指摘するだけ…読んでいてストレスがなくて素晴らしい。

「バカに合わせる」
という手法自体は、ギャグマンガ・ギャグアニメでは時折取られる手法。(銀魂とかボボボーボ・ボーボボなんかがこの手法を取ったマンガでは有名)
でも、さらに踏み込んで「ツッコミ不在にする」「バカなんだけど、みんながんばってるし、バカ以外のいいところがある」という部分でキャラクター全員が好きになるように作ってあるところが、洗練されてて素晴らしい。

1度目には「そんなバカな」と思うマンガなのに、2回3回読むと原作と作画の技が随所に光る素晴らしい作品。

マンガが好きで、それなりにツウな人にこそ、おすすめしたい。
万人ウケするようなカジュアルな内容だけど、このカジュアルな魅力を出す大変さ、すごさを理解できるのはやっぱりツウなんだよねぇ〜♨

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ちなみに、1巻を全部抑えておけば、ジャンプ+でやっている最新話を読んでも大丈夫。
姫様“拷問”の時間です – 春原ロビンソン/ひらけい | 少年ジャンプ+

話が続いていなくても、おおよその登場人物がわかって1話完結のオムニバスな構造があるから、途中から読んでも大丈夫。
マンガとしてすごく読者への負担が少ない優しい構造。

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