【凪のお暇 5巻感想】やっぱり、凪さんは他人だと思えない…。悩みが一致しすぎ!!

【凪のお暇 5巻感想】やっぱり、凪さんは他人だと思えない…。悩みが一致しすぎ!!

いや〜今回も凪のお暇5巻…面白かったよ。

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1巻から凪のお暇の感想を書き続けてる。
自分がドロップアウトを経験しているから、ドロップアウトした女性の再起を描く「凪のお暇」の主人公の凪さんを応援もしている。同時に、他人と思えないほど同じことに悩んだりするから読んでは色んな事を言いたくて感想とか考察を書いてしまう。

仕事をすれば、周りの目線がグサグサ刺さって、空気を読もうとして何が正しいかわかんなくなっていったり…
恋愛をすれば、暇な時に描いた恋心に体が引きずり込まれてしまって、まともな生活ができずに相手にも依存してしまったり、
かと思いきや、突如吹っ切れて「自分探しだ」とかいって唐突な行動をとってみたり…。

凪さんほどワイルドじゃないけど、「あーわかる」と思うこと、「似たような経験あるわ〜」と思うことがマンガの中に多々ある。

5巻も…そういう作品だったよ。

内向的な人間って、他人に興味が持てなくてコミュニケーション取れない人が…多いよ。

内向的な人でも自信家な人だと「俺その話題興味ないから」とかグサッと相手に言えたりするんだけど…、自分に自信がなく内向的な人は…なまじ自分の知識であわせに言ったり、優しく接しようとするものの根っこでは興味が無いから会話が止まってしまうことが…結構あるんだよ。

今回の凪さんは…本当にそういうテーマを指摘されている内容でね。

まず、凪さんが4巻の自分探しの最中に迷い込んだスナックに「バイトしない?」と誘われて、働くことに。
そして、凪さんお客さんとうまく話せないことを気にしていると、店長からグサッと一言。そして、マンガではこう続いてる。

すっごいわかる。

内向的な人が内省的まで突き抜けてしまっている人にありがちな傾向なんだよ。
自分の日常とか自分自身のこと、あるいは興味を持った相手にしか興味が強いけど、全く共通項のない人にはそもそも興味が持てない
というのがある。

しかも、ここの掘り下げ方が凄くリアルで
・壁にぶち当たった時の描写
・間違った方法で問題の解決策を探してしまう
・やりたいことやうまく言った時の体験談(上手い人の手本)を思い出すと自ずと解決に向かっていく
・でも何よりも、自分が勇気を出して踏み込んでいけば解決する
みたいなことが、丁寧に描かれててすごく共感できた。

マンガを読んでいて思い出した「大人と話すのが苦手だった」少年時代の話

共感してもらえるかどうかはわかんないんだけど…ぼくは親戚の祖父やおじさんと話すのが苦手だった。

小学校4,5年ぐらいの時かな…「話のネタがない」ということを言って笑いを取るような会話をしてて、母から
「せっかくおじいちゃんが、声聞きたいと言ってるのに、ネタがないとは何だ」
と怒られたことがある。

ネタがないというのは、レトリックを知らない子どもの失礼な言い回し。

だが、実際問題子どもながらに祖父に対して
「会ったこともないし、とりとめもない友達との話、控え選手だから練習やチームメイトのことしか言えない少年野球の話なんかしても、なにか面白いのかな?そもそも、共通項じゃないからどこから説明していいかな?」
とか、真剣に考えてるうちに、何も切り出せなくなり、関西人のノリで「ネタがないけど」とかなんとか言ってノリでごまかそうとして…怒られた。

これ、父の友人に対してもそうで…「相手がどういう人なのかを掘り下げて聞く」「僕と話してどういう話を聞きたいか聞き出す」という選択肢が、子どもの頃にはすんなりと思い浮かばず…気まずい沈黙や失礼な言い回しで逃げ回ったりすることが多かった。

大人になってよくよく考えてみると…「興味なかったんだな」と。
これ、幼い時の話だけじゃなくて、就活の担当者との雑談とかでもそう。
「みんなお仕事でやってるだけだし、俺もこの人達のことよく知らないから何を切り出していいかさっぱりなんだよなぁ〜」とか考えているうちに、よくある「何考えてるかわかんないし、本当に考えてるかもわかんない不器用で能力の低い若者」と見られてしまってた。

突き詰めると、興味がないことが最大の問題。
興味を持って会話をアシストする側、相手に前のめりに何かを楽しく語ってもらう側に行けなかったことが問題なんだけど…そんなの気づいたのはおとなになってから。

何を話してほしいか、何をいいたい・やりたいのか相手や相手の今やってる仕事に対して興味を持ってたらもうちょっと自分の想像(思い込み)だけでコミュニケーションから脱却できていただろうなぁ…と幼い時から、つい最近のことまで思うことはしばしばある。

だから、この作品読んでて、
「これなんて俺?」
とおもえてきて、すごく共感できた。

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そして、そういう人だからこそ、自分がどう見られているかに気づいてない。

この後の話の流れがまた面白くて…ちょうど最近言われたことがそのまんまマンガになってて「凪さんって他人とは思えないほど俺に近い」と共感してしまった。

これ、最近人に言われたんだよ。

ぼくが、自分のやりたいことに友人Aを巻き込み、それをきっかけに友人Aの才能を発掘した時に、
「友人Aは、自分が意図してないところに才能をいっぱい持ってる人だから、色んなことをしてもらってそこに気づいて楽しい人生送ってほしい」
と人に言ったら、友人Bさんから
「あなたも、自分の才能や特技にちゃんと気づけてないですよ」
って言われた。

詳しく聞いてみるとこういう話になった。

例えば…ぼくはゲームが上手だなんて自分ではあまり思わない。
確かに、ぼくは自分の得意な計算や操作・ルールの把握を通り過ぎると…どのゲームでもそこそこの位置までは行ける。
しかし、ゲームのプロがいることを知ってるせいで、自分では器用貧乏だと思ってる。
しかしながら、挫折しないでゲームを続けて、プロの動画をたくさん見て研究して上達するような人は…それがプロじゃなくても世間一般的には才能だそうだ。

これはブログにも言えて…もっと大儲けしてる人、人気の人を知ってるから「才能がある」「うまい」と思うのはいつも自分が成果を上げた時だけ。
普段からそんなこと思えるほどうぬぼれてない。
ただ…世間的には、10年近く文章を書き続けている人はいないし、ブログのデザインや広告の仕組みをキチッと説明できる人も少ないから…ぼくレベルでも人によっては専門家に見えるらしい。

そもそも、ブログにせよ、ゲームにせよ、他のダイエットとか…自分が新しいことをするために、常に何かを勉強し続ける事自体が…誰にでもできることではないらしい。

 

なんて言えばわかりやすいかな?
プロ野球選手になれなくても、高校野球の名門校で厳しい練習を3年間やり抜く根性や忍耐力はみんなが持ってるもんじゃないから、プロになれなくても、誇っていい
みたいな話だと思ってもらえたらいいかな…。
プロなんて、どんな強いチームでも1年に3人も出ればいいほうだし。(どんな強いチームでもなれない人のほうが多い)

でも、同じ場所に居続けると自分の才能ややってきたことの大きさがわかんない。
自分よりすごい人をいっぱい見て自信をなくしてる時には気づけない。
自分がやってきたことを別のステージに持ち込んだり、魅せ方を覚えたりすれば評価されることもある。

自分の才能や努力に気づいてないまま自己肯定感が低い人は、新しいことをやった時にふと認められたり、本当の自分に気づいたりする

凪のお暇の中でその第一歩が描かれているのは、たまたま友人とその話で盛り上がったばかりのぼくとしてはタイムリーで面白かったです。

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余談だけど、ぼくは凪さんの男装大好きです。4巻でも出てきた時にニヤニヤしたけど…スナックのボーイさんの服装見た時キュンキュンでした。なんでかと言われると困るけど、すごく良かった!!

 

◆関連記事:凪のお暇各巻感想

1巻 マンガ「凪のお暇」が、ドロップアウト経験者の心をえぐる!
もう、出会った時の衝撃そのまんま書きなぐり!!
2巻  ドロップアウト経験者に必要なのは自分と自信
すべての関係を断舎離して、0からスタートするにあたって、正気を取り戻しつつある凪さんが…ほんと好き。
3巻 体が恋してるときこそ、心まで恋に走ってはいけない
凪さんの恋愛の様子なんかも…ほんとわかる。自分だけ暇だからこそ、相手に依存するぐらいに好きが膨らんでしまうの。
4巻 自分探しに出る凪さんの話がいろいろ刺さる
「大したことない」って言えるのはホント強い。「大学なんか大したことない」は進学したやつしか言っても重みがないのと一緒で、日常にはそういうのがいっぱいある。

 

 

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